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「そもそもどうして武道は他のスポーツに比べて礼節に厳しいのか?」
こんなことを考えたことはありませんか?
武道とスポーツが違うということは極真空手に携わる人ならご承知のはずです。
武道の礼節・作法の由来は武士が生き残るための必要性から生まれたと言われていますが、現代に生きる武道家にとっての礼節の意義は何か?も考えてみる必要があると思います。
道場の組手(スパーリング)ではお互いを突いたり蹴ったりして稽古しています。
もちろん憎しみあって喧嘩しているわけではなくお互いを高め合うためにしていることですが、その相手には親もいれば兄弟もいます、その「大切な人」に対して突きや蹴りを出していることを忘れてはなりません。
自分の大切な子供や親・兄弟が誰かに殴られていることを想像したら、お互い了解のもとで行なっている稽古とは言え、冷静な気持ちではいられないはずです。
ですから武道を志す者は他のスポーツマン以上に人を敬い、思いやる崇高な気持ちで稽古に臨まなければならないのです、まして悪意をもって組手をする者は道着を着る資格なしです。
空手の技を身に付けることは素手でありながら武器や刃物を持つことに等しく、それを正しく使えない者は持つ(技を身に付ける)べきではありません。
包丁も正しく使えば美味しい料理を作れる道具ですが、使い方を誤ると人を傷つける凶器になります。
「武士の刀は常に手入れをし、鞘にしまっておき滅多やたらに抜かない」と言われます、我々空手家にも同様の
心がけが必要ではないでしょうか。 |