極真空手家が目指す「超人追求」への夢はどのような道だろうか。
それは決して、秘密の奥義があるわけでも特別な稽古方法があるわけでもありません。
今の自分と未来のとてつもなく強い自分をつなぐ道は一見すると何ともない稽古を大切に積み重ねことに他ならないのです。
近年、技術書やビデオ・DVDの普及で様々な稽古方法や空手理論等の情報が誰でも手軽にしかも大量に入手出来るようになったことは喜ばしい反面、頭での理解が先行し、身に付かないまま広く浅い稽古に甘んじてしまう人が増えたのも事実だと思います。
技の本当の理解と体得はそうした手軽な情報から得られるものではなく、血のにじむ様な繰り返しの稽古の中から自分の体を通してのみ備わって行くものだと思います。
「昔は良かった今の若い者は・・・」とやたら言うのは好きではありませんが、一昔前の道場には一日中道場に居りびたり、バカみたいに稽古しているヤツが必ず居たものです。
急速に凍らした氷は溶けるのも早く、天然氷のように永い時間掛けて凍った氷は硬く、そして溶けにくいと言います。
強さも同様で、効率の良い稽古で即席に作った強さよりも、繰り返し量をこなす中から質の稽古へと転換し、手間と時間を掛けて培った強さの方が、衰えにくいし土壇場で強さを発揮する本物の強さなのだと思います。
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