個性を活かす。
個性的に生きる。
オリジナリティ。自分らしさ・・オンリーワン・・・など
よく耳にする言葉だが、それらを「他の人がやらないことをする」、「人が着ない服を着て、変わった髪型にする」ことだと思ってはいないだろうか?
そのような冒険や工夫はユニークではあっても決して個性的ではない。
人と違うことをしなければ独自性を出せないようでは個性的とは言えないのではないだろうか。
制服をわざと着崩し、髪を染めてツンツン立て「俺って個性的」と満足げな高校生をよく見かけるが、周りからみると個性に乏しく全員同じに見えてしまうのである。
誰しも子供から大人になって行く過程では自我と闘い、自分はいったい何者であるかを探す時期があるので、大いにもがけばいいのだが。
人と同じことをそっくりそのままになぞったつもりでも全く同じには出来ない、どうしても違ってしまう、このやり方の方がしっくりと行く、といったちょっとした違いが実は個性なのだ。
どんなに普通にしていても個性豊かな人は独特なものだと思う。
稽古では、基本でも型でもまずはそれを忠実に行なってみることだ、そのときに自分がやり易い動きを捨て、とことん型にはめてみる。そのときに初めて自分の個性が何たるかが見えてくるのだ思う。
人と違った動きばかりに固執することはユニークではあっても自分の特性を見出す事とはかけ離れてしまうのである。
自分が個性だと思い込んでいるものを一度すべて捨て、とことん捨ててそれでも残ったものが「本当の個性」である。
それを磨いて本物になって行きたいものだ。
|