極真会館 横浜港南支部

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当道場で発行する道場新聞 『港南瓦版』 に掲載されている支部長コラム
Vol.18「相対評価と絶対評価」
2008年5月発行

 私が子供の頃、学力評価は「相対評価」という方法で行われていた。

 相対評価とは、全体を特定の割合で振分け、1(最低)〜5(最高)などの評価をつける制度である。

極端に言えば全員が満点だったとしても何かしらで差を見つけ「1」〜「5」の評価を下さなければならない。

 したがって相対評価での「5」という評価は、自分がクラス(属するグループ)の中で上位にいるという事に過ぎず、もしもクラスに優秀なメンバーがもっと多く属すれば評価は変わってしまう。

 つまり相対評価は所属するグループ(学級)中で自分がどの位置にいるかを知るものに過ぎない「危うい評価」であると言える。

 一方、2000年頃から学校教育の現場で採用されている「絶対評価」は個々の学力(能力)を特定の基準に基づいて評価する方法で、基準に見合った能力が認められれば、全員が「5」にもなり得る評価方法である。

その評価基準の設定と精度には若干課題が残されるものの、自分の実力を知るには明確な評価方法だ。

 さて、それら2つの評価方法を空手修行において考えてみたい。

まず、私達が入門時に志した強さは揺るぎない「強さの絶対値」だったのだと思う。

ただ純粋に「強くなりたい」との思いは「友達の〜〜君より」という相対的な目標ではなかったと思う、少なくとも私はそうだった。

反して、試合の結果というは相手が弱ければ勝ち、相手が強ければ負ける相対的結果だと言うことが出来る。

 大会という特定の条件下に身を晒(さら)し「自分を問う」ことは修行者として非常に価値のあることではあるが、努めて自分の中に揺るぎない志(評価基準)を持って臨まないと勝敗という相対的な結果に一喜一憂してしまうことになる。

自分の中にそうした基準が確立されていれば・・「優勝して落ち込み悔しがる」 「1回戦負けしても満足し喜ぶ」、そんなこともあり得るのではないだろうか。

 人が下す評価を謙虚に受け止めながらも、誰が何と言おうともブレない自分への評価も持っていたいものだ。

国際空手道連盟 極真会館 横浜港南支部 支部長 羽田シゲル 事務局〒232-0064神奈川県横浜市南区別所4-13-48

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