このページでは、お子さんの成長を願い将来を大切に考える保護者の皆さんに、是非知って頂きたいことをまとめました。入門のご検討にお役立て下さい。

極真空手で培うもの | 指導方針 | 不安を和らげる言葉 | 入門を決める際にしてはいけない判断 | 長く続けることをサポート | 保護者と指導者の役目


極真空手で培うもの

極真空手の武道教育で培えるものは、
身体の強さ・礼儀作法の習得はもちろんのこと、

集中力、忍耐力、目標に向かって継続する力、
優しさ・思いやりなど、

「人としての根っこ」
だと思っています。

例えば、畑の土をしっかりと耕しておかないと、
どんな良い種を蒔いても良い作物は育ちません。

極真空手の稽古は人としての土壌を育て
生きる力を育てることを目的としています。

稽古や試合などで培った『人としての根っこ』は、
お子さんの勉強や学校生活、
そして大人になってからの社会生活に、
必ず役立つものと信じています。


指導方針

私たち極真会館の指導者は
「子どもを大切にすることと、甘やかすことは違う」
また
「褒めること・おだてることも違う」
と考えます。

道場では、子どもたちが間違ったことや、
道理に反したことをすれば注意します。
必要とあらば厳しく叱ることもあります。

それは子どもたちの未来を大切に考え、
成長を願うからこそです。

同時に、出来ないことは少しずつ上達するように導き、
そして頑張れたこと、上達したことは認め、
褒めることを惜しみません。

確かに幼稚園や小学校に比べたら稽古は厳しいと思いますが、
武道に特化した教育の場だからこそ出来ることだと思っています。

人としての大切なことを育む極真空手の稽古  礼節・身体の強さはもちろん、集中力・忍耐力・思いやりなど、人としての根っこを育てる


不安を和らげる言葉

誰でも、新しいことに挑戦しようとする時は緊張や不安は付きものです。
大人であれば、その意義や目的を理解し自分で消化することが出来るでしょう。

しかし、子どもたちはそれらを十分に理解出来ず、
緊張や不安という感覚だけで尻込みしてしまいがちです。

そんなときは、お子さんが最も信頼し、
お子さんの一番の理解者であるお父さんお母さんが、
入門の意義や目的などを教え導き、背中を押してあげて下さい。

入門当初、真面目な子にありがちなのが
「難しそうだなぁ、出来るかな・・。」
という不安からの尻込みです。

そんなときは
「最初から出来る人はいないよ」
「最初は何も出来なくて当たり前だよ」
「少しずつ出来るようにすればいいんだよ」

などと声を掛けてあげることでお子さんの気持ちは
救われて挑戦しやすくなるようです。


入門を決める際にしてはいけない判断

お子さんの入門を決める際に一番してはいけない判断は、

子どもが「やりたがる」「やりたがらない」
で判断してしまうことです。

なぜなら空手の稽古は、
「遊び」ではなく「学び」
だからです。

それを子どもの判断に任せてしまうのは、

子どもが「やりたいと言うゲーム」をやらせ、
「やりたくないと言う勉強」はやらせない、

という判断と同じことになってしまいます。

子どもが判断を誤ることがあるのは当然で、
それを軌道修正して導くことが、
親が子どもにしてあげられる最も大切なことの一つです。

幼年・少年向けのクラスといえ、空手の稽古は、
幼稚園・保育園や小学校に比べると厳しいものかと思います。
(指導者は楽しい稽古を心がけていますが、稽古の本質・子ども達のことを思うとついつい厳しめに…)

ですから、初めから進んで取り組もうとする子は少数派かも知れません。
(もし、進んでやろうとする子を持つ親御さんは幸せです)

これまで30年間に渡り、数千人の子どもたちの
成長・達成を近くて見て来ましたが、

本人がやる気満々で入門する場合と、
本人が初めは尻込みしていても親御さんの判断で入門する子に分かれます。

どちらも入門して稽古を進めて行けば
結局は同じところに辿り着いているように思います。
かえって初めは尻込みする子の方が真面目に取り組むことが多いほどです。

最初の歩みが早い子と、
スタートダッシュは遅くとも着実に歩みを進める子とがいます。
どうか、お子さんを信じて長い目を見守ってあげて下さい。

お子さんの成長を一番に願い、
お子さんを一番ご存知の親御さんが

「この道が子どもに必要かどうか」という基準で、
愛情をもって主体的にご判断下さい。


長く続けることをサポート

入門して暫くは、稽古が新鮮で面白く感じる時期です。
しかし、ある程度稽古に慣れ頃に、
稽古を窮屈で単調なものに感じ始めます。

上達に応じて求められることのレベルも上がり、
時には厳しい稽古が課せられたり、叱られたりして、
空手が嫌でつまらなく感じるときもあるかも知れません。

そんな時は、なぜ極真空手に入門したのか、
日々の稽古を通じて何を目指し、
どんな自分になるために道場に通っているのかを
振り返り確かめる手助けをしてあげて下さい。

お子さんの最高の理解者であるお父さんお母さんのサポートは、
必ずお子さんの心に届きます。


保護者と指導者の役目

保護者の方々と私たちは、子どもたちの成長を願い
それをサポートするという点では同じの立場にあると思っています。

極真会館の理念・活動方針をご理解の上、
私たちと目線を同じくしご協力頂くと共に、
稽古をしながら生じるご質問・ご相談も遠慮なくお尋ね下さい。

将来たくましく成長したお子さんが、お父さんお母さんに
「あの時は、やりたくないと思ったり、
やめたいと思ったこともあったけれど、
僕(わたし)のために極真空手を選び、
そして続けさせてくれてありがとう!」

と言ってくれる日が来ることでしょう。

お子さんが成長していく感動を、私たちと共に共有しませんか?

このご縁が実り、極真空手がお子さんの成長のお役に立てれば幸いです。

国際空手道連盟極真会館 横浜港南支部

支部長・師範 羽田シゲル


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