仕合せ

ある書籍で「仕合せ(しあわせ)」という言葉に出会った。

日本人を長くやっていても知らない言葉は沢山あるもので、
日本語とは実に奥深く面白いものだと思う。

「仕合せ」を辞書で引くと「幸せと同義語」と書いてある。

しかし日本語としては「仕合せ」の方が先に生まれた言葉あり、
幸も不幸も含んだ広い意味の言葉のようだ。

「仕」とは「仕事」「仕込み」「仕組み」に使われるように、
何かを行うことを意味する。

それら行いと環境・間(ま)などが合わさることが「合せ」にあたる。

つまり「仕合せ」とは自分が置かれた状況に行動を合わせた結果であり、
その結果が良かろうと悪かろうとすべてが「仕合せ」である。

しかしそれが時代と共に変化し、
今では「しあわせ」は“幸福” の意味だけに使われるようになり、
どちらかと言えば好運、さいわい、
運が向くと言う受身なものに捉えがちである。

幸せを願って待っていれば、
やがて幸せが訪れると思っている人も少なくないのではないだろうか。

私は稽古で少年たちにこう話すことがある。

「お母さんに道着を着せてもらい、道場まで連れて来てもらい、
稽古に混ざって立っていれば先輩や師範が動き方を教えてくれて、
間違いも直してくれる。そう思ってないか!?」

道場に何かをもらいに来るのではなく、
自分で掴み取る・掘り当てるつもりで稽古をするんだ

空手家としての「しあわせ」は強くなることだが、
偶然に強くなることも運良く強くなることもない。

強さは、稽古という「行い」に、
試合などの経験・仲間との出会いといった環境が合わさって紡ぎ出されるものだと思う。


(2011年2月発行の道場新聞「港南瓦版」に掲載)


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