2019.08.16
カテゴリ:I.K.O.フルコンタクトルール
場外・掴みのルール改定(I.K.O.フルコンタクトルール)
I.K.O.フルコンタクトルールが一部改定され、
今月京都で開催する極真祭(少年・青少年・壮年・女子の全日本大会)
から施行されます。
極真祭はもちろん、その後の大会に出場する選手も、
内容を把握して試合に臨みましょう。
今回改定されるのは「場外」と「掴み」についてです。
場外
自分から場外へ両足が出た場合、及び戦意をなくして場外に出た場合は反則(注意1)とする。但し、攻防中に場外に出た場合は反則を取らない。
- 場外の反則(注意1)は2018年の第50回全日本選手権大会から追加され、今までは突き蹴りなどはもちろん、押し(高校生以上が有効技)での場外も反則でしたが、場外(相手のマイナスポイント)狙いの組手をせず、クリーンな試合にするため改定されました。
- 打ち合いながら場外に出てしまった場合には反則となりません。
戦意を失って場外に出た(逃げた)場合、空間認識を誤って出た場合などが反則の対象となります。
- 場外の基準:場外線を両足が完全に越えた場合、又は転倒した場合には臀部・体幹部が場外線を越えた場合です。(これは今回の改定で変更はありません)
掴み
相手の足払い(足掛け下段突き、中段蹴りを捌いての足払いなど)に対する防御のための掴みは、反則(注意)とはならず口頭による指導に留める。
(これらのケースは両者が掴んでいる場合が多く、特に掴みの反則を狙って仕掛ける相手の足払いに対する自衛的掴みついては反則を取らない。)
- 改定理由の第一は、相手の掴みの反則を誘発する足掛け・足払いを無くすことにあると思います。
ルールを決めるときに大切なこと
・実戦性
・安全性
・公平性
を原則に、両者が正々堂々と力を試すことが出来るルールにすることが大切です。
中でも今回の改定は、
- 選手が反則を誘発する技に走ってしまい、本質から離れてしまわないこと。
という考えの元に定められました。
極真会館では、2016年に大幅なルール改定を行いました。
その後も改定ルールで大会を開催しながら、微調整を繰り返しながらより良いルールへと整えています。
今日のブログはここまで
お読み戴き、ありがとうございます。
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